第9946号 2019年01月24日
中通総合病院
日本病態栄養学会・日本甲状腺学会
中通総合病院が10月に日本病態栄養学会の「病態栄養専門医研修認定施設」に、12月には糖尿病内科が日本甲状腺学会の「認定専門医施設」に認定されました。
病態栄養専門医は、臨床においてより良い栄養管理を行うための専門的な知識と技術を持つ医師です。今回、中通総合病院が認定を受けた病態栄養専門医研修認定施設は、その専門医を取得する際の研修を行う医療機関で、認定されるには、チームによる栄養療法を実施していることや、病態栄養指導医が常勤していることなど条件を満たす必要があり、中通総合病院では松田大輔科長(糖尿病内科)が病態栄養専門医と病態栄養指導医の資格を持っています。
一方、日本甲状腺学会認定専門医施設は、甲状腺診療の専門医の育成と診療の専門化を図る施設です。「学会認定の専門医が在籍していること」「十分な甲状腺専門外来を行っていること」「甲状腺診療に必要な検査が実施可能なこと」が求められます。
甲状腺の疾患は症状が多様なため、ほかの疾患と誤って診断されることがあり、正しい治療を受けられずにいる患者さんも多いといわれています。認定専門医施設は専門医の育成はもちろん、患者さんへ適切な治療を行う役割も担っています。
日本甲状腺学会認定専門医は松田科長を含め二人が秋田県内に在籍していますが、認定専門医施設の認定を受けたのは中通総合病院が初めてです。