第9935号 2018年12月18日
中通総合病院
症例、患者への支援から学ぶ
中通総合病院の公開MCが11月20日午後6時30分から開かれ、開業医の先生と職員合わせて約70人が参加しました。
社会福祉士による「MSWの『いま』と『むかし』~マイノリティ・リポートとともに~」、「右手中指環指の挫滅・切断で入院し、術後、多彩な症状を呈して診断に苦慮したNSAIDs不耐症の一例」(研修医・杉村亮先生)、「当院における妊娠中からの子育て支援の現状と課題」(利部徳子産婦人科統括科長)の発表がありました。
社会福祉士は「身寄りがない」「無保険」など社会的な問題を抱えた患者さんの事例を挙げ、MSW(医療ソーシャルワーカー)の業務について述べました。杉村亮先生はNSAIDs(非ステロイド系消炎薬)不耐症の症例を紹介。気道型と皮疹型に分けられ、それぞれの特徴、診断手順、また、NSAIDsアレルギーとの区別について説明しました。利部統括科長は中通総合病院の取り組みを報告し、産婦人科、精神科、小児科をはじめ各科の医師と行政が連携して、母子の健康を守ることが重要だと述べました。