第9932号 2018年12月06日
 大曲中通病院

認知症の方へ寄り添うケアを

大曲中通病院で11月15日、地域連携研修会が開かれ、23の施設から約60人が参加しました。

今回は認知症を理解し、ケアの実践に生かそうと、認知症看護認定看護師の髙橋早奈恵看護師長(外来)が講話を行いました。
認知症の対応について事例を交えて述べ、習慣や好きなことなど本人の生活、人生を多方面から知ること、また、以前と変わってしまった自分を受け入れられず葛藤したり、日々の生活で失敗を重ね、不安や混乱を抱えていることを理解して接することが大切だと説明。「認知症になっても人格、感情はある。患者さんの尊厳を大切にしたケアを行ってほしい」と述べました。
参加者は「日々のケアを振り返るきっかけになった。寄り添うことの大切さに気付くことができた」と感想を寄せていました。