第9929号 2018年11月29日
社会福祉法人いずみ会
医療の第一線で長年にわたり活躍
11月1日、日本医師会から久保田奉幸先生(社会福祉法人いずみ会理事長)へ、これまで医療の発展に貢献されたことへの感謝と、米寿ならびに長寿のお祝いとして、記念の銀杯が贈られました。
久保田先生は埼玉県のご出身で、昭和31年に東北大学医学部を卒業後、岩手県や宮城県の病院に勤務されました。秋田市においては、医学部の先輩である故瀬戸泰士名誉院長が行っていた寄生虫感染症の罹患調査と撲滅に向けた活動に医学生時代から参加されていて、その時の縁により、昭和40年に中通総合病院へ赴任されました。
明和会では長年、内科や代謝科(現在の糖尿病内科)を中心に患者さんの診療にあたり、中通総合病院副院長、中通高等看護学院学院長、中通健康クリニック所長などを歴任。また、社会福祉法人いずみ会の開設の際にもご尽力され、平成11年からはいずみ会の理事長に就任し、福祉の分野へもご活躍の場を広げられました。明和会では、現在も中通健康クリニックの健診業務に携わり、地域の方々の健康づくりに貢献されています。
久保田奉幸先生のお話
私は、明和会の医療の理念にもある『いつでも、どこでも、だれでも。貧富の差にかかわらず、すべての患者さんに医療を提供する』ことを自身のバックボーンとして、これまで診療に励んできました。長い間、明和会で勤務させていただくなか、中通総合病院や大曲中通病院、中通健康クリニックなどさまざまな院所にお世話になりましたが、どの職場でも医師と他の職種との距離が近く、職員の方々とはとても良い関係を築くことができました。この度、医師として一つの節目を迎え、これまで支えてくださった多くの方々に深く感謝を申し上げます。