第9848号 2018年03月15日
 大曲中通病院

発表を通じ施設間の交流図る

大曲中通病院の地域連携研修会が3月6日午後5時30分から開かれ、12の施設から約30人が参加しました。

今回は施設間の交流と相互理解を目的に、介護施設が発表を行いました。発表したのは三施設です。
施設の概要を紹介し、どのような方を受け入れているのか、また、目指す施設などについて述べました。自宅や病院、施設で介護を受けることができない介護難民の増加、人手不足など課題がある中、受け入れが困難な症例や緊急の入所にも可能な限り対応していること、そして、地域連携研修会を通して大曲中通病院とつながりが深まり、助言、指導をもらい感謝しているという声も聞かれました。
大曲中通病院ショートステイは、転倒防止の取り組みを紹介しました。利用者のけがを防ぐため、ベッドの周りは空間を広くとっていましたが、とっさの時に頼る物がなく、危険だったことから、セラピストの協力をもらい、ベッド周りの環境を調整。たんすをベッドのそばに寄せ、手をついて立ち上がれるようにしたり、伝い歩きができるようにするなど、利用者の不安を取り除くよう工夫し「安心感が生まれたことで利用者は動きに自信がつき、身体機能の維持につながった。また、介護者の負担も軽減され、双方とも効果が得られた」と述べました。
大曲中通病院は来年度も、各施設からの要望を取り入れながら、研修会を開催することにしています。