第9841号 2018年02月20日
中通総合病院
火災時の対応を学び緊急時に備える
中通総合病院で2月8日に防災訓練が行われ、約70人が参加しました。
最初に、中通総合病院の防火管理者を務める事務次長が、火災発生時の初期対応について講演しました。スライドを使い、福岡市の有床診療所で夜間帯に発生し、多くの犠牲者を出してしまった火災事例を紹介。発生時に初期消火活動が行われなかったり、火災発見者が消防署への連絡を他人に依頼したため通報が遅れてしまったなど、対応に多くの問題があったことを説明し、火災の被害を最小限にとどめるためには、職員の初期対応が重要であることを参加者に理解してもらいました。
後半はエアストレッチャーの使用法について学びました。動画で基本的な操作方法を確認したあと、実物を使用し、ストレッチャーの展開から安全ベルトでの患者さんの固定、搬送までの流れを実施しました。一人で搬送する方法や二人で搬送する際のコツ、階段を下りるときに患者さんの重さを利用しながら、安全に支える方法などを学び、その後、階段での搬送練習を行い防災訓練は終了しました。