第9971号 2019年04月04日
 港北中通診療所

救急時の対応を学ぶ

港北中通診療所が毎月第三水曜日に開催している『港北元気サロン』が3月20日に行われ、地域の方26人が参加しました。

今回は、土崎消防署の消防士長の方が講話しました。「平成30年の秋田市の救急車の出動件数は約一万二千件であり、急病が原因で搬送される人が最も多い」と話し、搬送の半分以上が軽症や高齢者であることに触れました。また『入院する日なので迎えに来てほしい』『通院すると待たされる』といった理由で救急要請があった例を紹介。不規則な呼吸や突発的な激しい頭痛など、本当に要請すべき症状の特徴を説明し、救急車の適正な利用を呼び掛けました。
講話後、参加者の方は入浴事故防止のポイントを紹介した動画を見たほか、人形を用いて心臓マッサージとAEDの操作を体験しました。消防士長の方は「救急の場に居合わせた際に一番大切なのは『勇気』。応急手当は勇気をもってできることをやってほしい」と述べました。