第42号 2025年03月28日
中通総合病院 中通リハビリテーション病院
こんにちは! 先週末の秋田市は青空が広がっていたため、心地がよく、近くの公園でカフェラテを飲みながらのんびりしていたなかちゃんです。
今回は中通リハビリテーション病院で3月18日に行われた、高校生一日調理師体験を取材しました。国学館高等学校調理科の二年生3名が訪問された時の様子をお届けします。
はじめに栄養係の長谷川技師長が講演し、管理栄養士、調理師の仕事内容や提供している食事の種類などを紹介
制服から着替え、いよいよ厨房体験がスタート。日頃から授業で腕を磨いている生徒さんたちは、大根の面取りで見事な包丁さばきを披露していました
簡単な作業に見えるおかゆの盛りつけも、患者さん一人ひとりの食事量に合わせ、秤で一つ一つ重さを量りながら調整する必要があり大変な作業です
患者さんへ提供された昼食を試食。病気により飲み込む力が弱くなった方へ提供される嚥下食と、制限のない方へ提供される普通食の二種類を食べ比べました
管理栄養士、調理師との懇談会では、生徒さんから進路やスポーツ栄養について質問が。スタッフが自身の体験談を交えながらアドバイスを送りました
当日は中通総合病院の栄養部の見学も行われ、調理師の石塚課長が厨房のさまざまな設備や調理器具などについて説明しました
参加された生徒さんからは、
「リハビリテーション部や病棟も見学し、一見かかわりが無さそうな部署も栄養にかかわっていてとても驚きました。各部門の職員の方々が優しく、そして詳しく一つ一つ丁寧に教えてくださり、とても分かりやすかったです。なかなか入れない厨房などで調理師としての体験ができ、すごく貴重な時間になりました」
「病院食を作るのは大変だと実感しました。病気により口から栄養が取れない患者さんはチューブを使って鼻から栄養を取ると知り、とてもびっくりしました。これからスポーツ栄養士になるために日々の食事から意識し、今日の経験を生かして頑張りたいです」
「調理師の一日の流れが分かり、病院ならではの嚥下食について知ることができたので良かったです。リハビリテーション部では車の運転や食事などの練習もすると教えていただき、箸やスプーン、お皿が半身麻痺の患者さんが使いやすいような設計になっていることを知りました。懇談会で進学について教えていただいたので、今後の進路活動に生かしていこうと思います」
などの感想が聞かれました。
#高校生一日調理師体験
#病院食のさまざまな工夫になかちゃんも驚き
#生徒さんたちの将来選択の参考になるといいな
#カメラちゃんのいる生活