令和5年度 社会医療法人 明和会 中通総合 病院情報の公表

病院指標

  1. 年齢階級別退院患者数
  2. 診断群分類別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)
  3. 初発の5大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数
  4. 成人市中肺炎の重症度別患者数等
  5. 脳梗塞の患者数等
  6. 診療科別主要手術別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)
  7. その他(DIC、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率)

医療の質指標

  1. リスクレベルが「中」以上の手術を施行した患者の肺血栓塞栓症の予防対策の実施率
  2. 血液培養2セット実施率
  3. 広域スペクトル抗菌薬使用時の細菌培養実施率
年齢階級別退院患者数ファイルをダウンロード
年齢区分 0~ 10~ 20~ 30~ 40~ 50~ 60~ 70~ 80~ 90~
患者数 243 116 95 130 213 442 896 1678 1466 646
当院は秋田市中心部に位置し、秋田市内をはじめ周辺地域からも多くご来院いただいています。また、疾患によっては地域を問わずご紹介いただいております。
令和5年度の集計結果は、年代区分別では70歳代と80歳代が多くなっています。全体に占める割合は、70歳~80歳代で全体の半数以上を占め、今後も秋田県の人口割合に比例して高齢化が進んでいくことが予想されます。
診断群分類別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)ファイルをダウンロード
内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
040081xx99x0xx 誤嚥性肺炎 手術なし 手術・処置等2なし 32 37.19 20.60 21.88 88.66
110310xx99xxxx 腎臓又は尿路の感染症 手術なし 24 21.42 13.52 8.33 82.67
040110xxxxx0xx 間質性肺炎 手術・処置等2なし 18 25.56 18.65 0.00 76.17
180010x0xxx0xx 敗血症(1歳以上) 手術・処置等2なし 17 21.29 20.03 5.88 80.47
040100xxxxx00x 喘息 手術・処置等2なし 定義副傷病なし 11 7.64 6.37 0.00 61.64
昨年度に比べ、内科の入院患者数は増加しています。疾患名では「肺炎」が最も多く、次いで「尿路感染症」となっています。入院日数については誤嚥性肺炎の場合でみると、全国平均に比べ16日ほど長くなっています。当県の人口割合に比例して高齢者が多いことから、在宅復帰や施設入所に向けた支援・調整に期間を要することもあるためこのような結果となっています。
糖尿病・内分泌内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
10007xxxxxx1xx 2型糖尿病(糖尿病性ケトアシドーシスを除く。)手術・処置等21あり 43 21.63 13.99 0.00 70.70
10007xxxxxx0xx 2型糖尿病(糖尿病性ケトアシドーシスを除く。) 手術・処置等2なし 19 14.95 10.66 0.00 72.53
040081xx99x0xx 誤嚥性肺炎 手術なし 手術・処置等2なし 9 34.11 20.60 0.00 87.44
110310xx99xxxx 腎臓又は尿路の感染症 手術なし 6 15.83 13.52 0.00 82.00
100040xxxxx00x 糖尿病性ケトアシドーシス、非ケトン昏睡 手術・処置等2なし 定義副傷病なし 5 14.00 13.15 000 60.60
DPC分類別に見た疾患分類では、昨年度に比べ患者数は減少しました。昨年度多かった誤嚥性肺炎の入院患者は内科で増加しており、当科では減少傾向にあります。
当科では糖尿病患者さんのインスリン治療の導入に向けた教育入院、血糖コントロール目的の入院、低血糖症の治療などを中心に行っているほか、甲状腺疾患、副腎疾患、副甲状腺疾患などの診療も行っております。
この他にも糖尿病を合併した他科に入院中の患者さんの診療にも多く関わっています。
呼吸器内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
040040xx99200x 肺の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置など12あり 手術・処置等2なし 定義副傷病なし 34 3.15 2.98 0.00 71.85
040081xx99x0xx 誤嚥性肺炎 手術なし 手術・処置等2なし 34 28.09 20.60 14.71 86.38
040110xxxxx0xx 間質性肺炎 手術・処置等2なし 32 19.28 18.65 0.00 78.88
040040xx9900xx 肺の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし 27 21.52 13.59 3.70 78.22
040040xx99040x 肺の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等24あり 定義副傷病なし 16 15.31 8.33 0.00 72.44
当科は主に肺癌に対するがん化学療法や確定診断目的の検査、肺炎の診療を行っています。令和5年度は肺の悪性腫瘍での入院件数が多くなっています。
肺癌の早期発見のために高速CT(スパイラルCT)を活用しているほか、呼吸管理治療の分野では気管内挿管をせず鼻マスクでの非侵襲的な人工呼吸(NIPPV)の積極的な導入を行っています。
腎臓・リウマチ科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
040081xx99x0xx 誤嚥性肺炎 手術なし 手術・処置等2なし 16 25.81 20.60 18.75 86.00
070470xx99x5xx 関節リウマチ 手術なし 手術・処置等25あり 13 1.00 3.02 0.00 72.77
070560xx99x00x 重篤な臓器病変を伴う全身性自己免疫疾患 手術なし 手術・処置等2なし 定義副傷病なし 13 29.15 14.23 15.38 74.15
110310xx99xxxx 腎臓又は尿路感染症 手術なし 13 14.23 13.52 0.00 87.31
180010x0xxx0xx 敗血症(1歳以上)手術・処置等2なし 13 33.85 20.03 0.00 83.69
当科では腎炎や膠原病、リウマチ性疾患を中心とした専門的治療を行っています。また、腎病変の重症度を評価するために腎臓の組織を採取する「腎生検」も行っています。
その他にも幅広く内科系疾患の診療にもあたっています。令和5年度の集計結果をみると肺炎や尿路感染症の患者も多く、それを裏付けることを示しています。
消化器内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
060100xx01xxxx 小腸大腸の良性疾患(良性腫瘍含む。)内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術 189 2.03 2.61 0.00 69.43
060020xx04xxxx 胃の悪性腫瘍 内視鏡的胃、十二指腸ポリープ・粘膜切除術 9 7.56 7.61 0.00 71.44
060040xx05xxxx 直腸肛門(直腸S状部から肛門)の悪性腫瘍 早期悪性腫瘍大腸粘膜下層剥離術 2 6.50 6.38 0.00 78.50
060090xx02xxxx 胃の良性腫瘍 内視鏡的胃、十二指腸ポリープ・粘膜切除術 その他のポリープ・粘膜切除術等 2 4.50 6.14 0.00 82.50
060010xx04xx0x 食道の悪性腫瘍(頸部を含む。)内視鏡的食道粘膜切除術等 定義副傷病なし 1 5.00 8.63 0.00 62.00
当科では、食道・胃・大腸などの消化管に異常をきたす疾患と、肝臓・胆のう・膵臓に異常をきたす疾患を主に診療しています。代表的な疾患名で言うと、胃癌、大腸癌、肝臓癌など各臓器のがん、良性疾患では逆流性食道炎、胃・十二指腸潰瘍、大腸ポリープ、便秘症、肝炎、胆のう・胆管結石症、膵炎などが挙げられます。
集計結果では大腸ポリープに対する内視鏡的治療が最も多くなっていますが、昨年度に比べると減少傾向にあります。
循環器内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
050130xx9900x0 心不全 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし 他の病院・診療所の病棟からの転院以外 161 19.74 17.38 0.00 85.69
050050xx0200xx 狭心症、慢性虚血性心疾患 経皮的冠動脈形成術等 手術・処置等1なし、1,2あり 手術・処置等2なし 59 7.29 4.26 0.00 71.29
050210xx97000x 徐脈性不整脈 手術あり 手術・処置等1なし、1,3あり 手術・処置等2なし 定義副傷病なし 52 10.37 9.77 3.85 80.96
050030xx97010x 急性心筋梗塞(続発性合併症を含む。)、再発性心筋梗塞 その他の手術あり 手術・処置等1なし、1あり 手術・処置等21あり 定義副傷病なし 31 22.77 19.13 6.45 74.58
050130xx9902xx 心不全 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等22あり 29 39.14 23.74 20.69 86.31
集計結果では心不全が最多であり、次いで狭心症となっています。当科は心筋梗塞や狭心症などの心疾患に対する心臓カテーテル治療を中心に行っているほか、糖尿病内科や腎臓内科との緊密な連携のもと、動脈硬化危険因子の管理にも重点を置いています。心臓カテーテル治療については6.診療科別主要手術別患者数等の循環器内科をご参照ください。
また、多職種が共同で診療に携わり、心臓リハビリテーションや食事・生活指導を行っているほか、社会復帰後を見据えた支援に力を入れています。
小児科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
100380xxxxxxxx 体液量減少症 76 5.21 10.60 2.63 2.41
080270xxxx1xxx 食物アレルギー 手術・処置等1あり 54 1.56 2.12 0.00 4.13
040100xxxxx00x 喘息 手術・処置等2なし 定義副傷病なし 13 6.31 6.37 0.00 2.85
0400801199x00x 肺炎等(1歳以上15歳未満) 手術なし 手術・処置等2なし 定義副傷病なし 7 4.71 5.62 0.00 2.57
040090xxxxxxxx 急性気管支炎、急性細気管支炎、下気道感染症(その他) 7 5.71 5.96 0.00 0.43
当科では主に小児特有の気管支炎や腸炎といった疾患をはじめ、低体重出生児のケアや小児喘息、食物アレルギー、アトピー性皮膚炎、てんかん発作などの検査・治療を中心に診療を行っております。
令和5年度は昨年度に比べ入院患者が増加しており、それに比例して上位を占める脱水症や食物アレルギーの件数が増加しました。
消化器外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
060160x001xxxx 鼠径ヘルニア(15歳以上) ヘルニア手術 鼠径ヘルニア等 71 5.46 4.55 0.00 69.94
060210xx99000x ヘルニアの記載のない腸閉塞 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし 定義副傷病なし 61 10.36 8.95 0.00 78.30
060340xx03x00x 胆管(肝内外)結石、胆管炎 限局性腹腔膿瘍手術等 手術・処置等2なし 定義副傷病なし 41 11.66 8.75 9.76 80.10
060035xx010x0x 結腸(虫垂を含む。)の悪性腫瘍 結腸切除術 全切除、亜全切除又は悪性腫瘍手術等 手術・処置等1なし 定義副傷病なし 26 17.62 15.12 0.00 72.58
060335xx02000x 胆嚢炎等 腹腔鏡下胆嚢摘出術等 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし 定義副傷病なし 24 9.42 6.87 0.00 69.17
当科では消化管のがん診療を行っています。がん診療は手術療法のみならず、集学的治療によるがん治療戦略を進めており、消化器内科、放射線科、病理部との連携のもと放射線治療、がん化学療法、緩和医療を行っています。また、鼠径ヘルニアや胆のう炎に対する手術も多く行っています。集計結果をみると、患者数・疾患名ともに昨年同様推移しています。
胸部外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
040150xx99x0xx 肺・縦隔の感染、膿瘍形成 手術なし 手術・処置等2なし 5 28.20 22.55 0.00 84.00
160400xx99x0xx 胸郭・横隔膜損傷 手術なし 手術・処置等2なし 5 8.00 9.36 0.00 69.40
090010xx010xxx 乳房の悪性腫瘍 乳腺悪性腫瘍手術 乳房部分切除術(腋窩部郭清を伴うもの(内視鏡下によるものを含む。))等 手術・処置等1なし 4 9.25 9.88 0.00 66.75
040200xx01x00x 気胸 肺切除術等 手術・処置等2なし 定義副傷病なし 3 10.67 9.54 0.00 20.33
040050xx99x0xx 胸壁腫瘍、胸膜腫瘍 手術なし 手術・処置等2なし 2 6.50 13.48 0.00 58.00
件数が10件未満についてはハイフン「-」で表示されるため反映されていませんが、肺膿瘍や肋骨骨折に対する治療が多くなっています。心血管を除く胸部領域の疾患や甲状腺疾患の診療のほか、乳腺内分泌外科と協同して診療にあたっています。
乳腺・内分泌外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
090010xx010xxx 乳房の悪性腫瘍 乳腺悪性腫瘍手術 乳房部分切除術(腋窩部郭清を伴うもの(内視鏡下によるものを含む。))等 手術・処置等1なし 35 8.94 9.88 0.00 65.63
090010xx02xxxx 乳房の悪性腫瘍 乳腺悪性腫瘍手術 乳房部分切除術(腋窩部郭清を伴わないもの) 6 7.50 5.64 0.00 63.00
040050xx99x0xx 胸壁腫瘍、胸膜腫瘍 手術なし 手術・処置等2なし 4 12.25 13.48 0.00 74.00
090010xx99x0xx 乳房の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等2なし 3 14.67 9.69 0.00 64.00
090010xx99x80x 乳房の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等28あり 定義副傷病なし 3 2.00 3.55 0.00 65.33
当科では乳房に対する診療を主に行っています。3Dマンモグラフィー、エコー、マンモトームなどの各種検査により乳癌を早期に診断し、治療においては手術による切除のほか、抗がん剤治療やホルモン療法などを行っています。近年乳癌は早期診断が進んでおり、乳房温存の割合が高くなっています。
整形外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
160800xx01xxxx 股関節・大腿近位の骨折 人工骨頭挿入術 肩、股等 136 52.58 25.50 27.21 84.71
070230xx01xxxx 膝関節症(変形性を含む。) 人工関節再置換術等 69 35.32 21.96 2.90 75.32
160760xx97xx0x 前腕の骨折 手術あり 定義副傷病なし 65 5.29 4.76 0.00 60.69
070160xx01xxxx 上肢末梢神経麻痺 手根管開放手術等 42 3.74 4.49 0.00 71.17
070343xx99x1xx 脊柱管狭窄(脊椎症を含む。) 腰部骨盤、不安定椎 手術なし 手術・処置等21あり 38 6.26 2.59 0.00 76.26
当院における最も患者数の多い診療科のひとつです。手、肩、脊椎、膝、股関節の疾患を中心に幅広く診療にあたっています。疾患別に見るとほぼ例年同様の傾向にあり、股関節・大腿骨の手術症例が最も多く、次いで膝関節症の手術症例が多くなっています。
当科では手術のみならず術後の早期社会復帰を目指したリハビリテーションにも力を入れており、理学療法士、作業療法士が患者さん個々の症例に応じたリハビリプログラムを提供しています。
その他詳細につきましては当院ホームページ「部門別(診療科)のご案内」より「整形外科」をご覧ください。
脳神経外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
010310xx99x00x 脳の障害(その他) 手術なし 手術・処置等2なし 定義副傷病なし 32 13.94 9.40 0.00 28.06
010040x099000x 非外傷性頭蓋内血腫(非外傷性硬膜下血腫以外)(JCS10未満) 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし 定義副傷病なし 25 31.40 19.09 48.00 70.00
010050xx02x00x 非外傷性硬膜下血腫 慢性硬膜下血腫穿孔洗浄術等 手術・処置等2なし 定義副傷病なし 22 22.23 11.87 9.09 80.59
160100xx99x00x 頭蓋・頭蓋内損傷 手術なし 手術・処置等2なし 定義副傷病なし 22 7.55 8.39 9.09 65.36
100260xx9700xx 下垂体機能亢進症 手術あり 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし 12 17.25 16.06 0.00 68.75
頭部外傷、脳血管障害(くも膜下出血、高血圧性脳出血、脳梗塞)、脳腫瘍、炎症(脳膿瘍、髄膜炎)、先天性疾患(脊椎破裂、水頭症、狭頭症)、機能的疾患(顔面けいれん、三叉神経痛)など、脳・神経に関するあらゆる疾患の診療を担っています。
集計結果では脳脊髄液漏出症や脳出血の件数が多くなっています。下垂体や頭蓋内手術の件数も増加しています。
手術以外にも機能回復を目指したリハビリテーションを入院早期から積極的に行い、早期に社会復帰できるよう多職種が連携して診療にあたっています。また近隣病院や関連施設との連携も緊密に行っています。
心臓血管外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
050180xx02xxxx 静脈・リンパ管疾患 下肢静脈瘤手術等 23 2.17 2.61 0.00 69.48
050080xx0101xx 弁膜症(連合弁膜症を含む。) ロス手術(自己肺動脈弁組織による大動脈基部置換術)等 手術・処置等1なし 手術・処置等21あり 13 26.23 21.52 0.00 74.62
050163xx02x1xx 非破裂性大動脈瘤、腸骨動脈瘤 大動脈瘤切除術(吻合又は移植を含む。) 腹部大動脈(分枝血管の再建を伴うもの)等 手術・処置等21あり 10 23.30 19.20 0.00 68.60
050163xx9900xx 非破裂性大動脈瘤、腸骨動脈瘤 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし 10 6.40 8.11 0.00 73.70
050163xx03x1xx 非破裂性大動脈瘤、腸骨動脈瘤 ステントグラフト内挿術 手術・処置等21あり 9 13.11 14.70 0.00 79.89
当科は狭心症に対する冠動脈バイパス術及び心臓弁膜症に対する弁置換術・弁形成術など心疾患に対する診療を主に行っています。令和5年度の集計結果をみると、下肢静脈瘤に対する手術症例や大動脈瘤・弁膜症に対する手術症例が上位を占めています。
近年は術後の早期離床に積極的に取り組んでいるほか、早期社会復帰を目指したリハビリテーションの提供や運動療法、生活指導、食事指導、服薬指導などにも力を入れており、医師を中心に多職種が協同して診療にあたっています。
また、退院後の社会的支援を必要とされる患者さんに対して十分な支援が行き届くよう努めています。
産婦人科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
120010xx99x40x 卵巣・子宮附属器の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等24あり 定義副傷病なし 23 3.09 4.82 0.00 50.61
120200xx99xxxx 妊娠中の糖尿病 手術なし 17 5.00 5.10 5.88 32.82
120070xx01xxxx 卵巣の良性腫瘍 卵巣部分切除術(腟式を含む。) 開腹によるもの等 12 11.83 9.68 0.00 57.83
120010xx99x50x 卵巣・子宮附属器の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等25あり 定義副傷病なし 11 4.00 4.05 0.00 56.27
120170x199xxxx 早産、切迫早産(妊娠週数34週未満) 手術なし 11 19.55 20.10 9.09 28.36
当科では周産期患者さんを中心に診療にあたっています。疾患としては妊娠糖尿病や切迫早産、悪阻(つわり)等が多くみられます。このほか、子宮や卵巣の疾患に対する診療も行っています。通常の分娩は保険診療の対象外であることから当集計には含まれておりませんが、令和5年度の分娩数は約160件となっています。
感染症にも配慮しながら、安心して出産に臨んでいただけるよう患者本人・ご家族への心理面のケアなどを心がけています。
眼科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
020110xx97xxx0 白内障、水晶体の疾患 手術あり片眼 27 1.37 2.54 0.00 74.22
020150xx97xxxx 斜視(外傷性・癒着性を除く。) 手術あり 19 2.95 3.08 0.00 13.63
020110xx97xxx1 白内障、水晶体の疾患 手術あり両眼 12 2.42 4.46 0.00 77.58
020150xx99xxxx 斜視(外傷性・癒着性を除く。) 手術なし 8 1.00 9.23 0.00 3.13
020320xx97xxxx 眼瞼、涙器、眼窩の疾患 手術あり 8 3.00 3.17 0.00 5.25
実際の患者数では白内障の手術患者さんが最も多くなっていますが、集計結果によると斜視手術症例も上位に計上されています。
当科では眼疾患の手術を多く行っています。特に白内障手術は例年500~600件(片眼を1件として)の実績があり、今年度も552件実施されました。
放射線科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
060050xx97x0xx 肝・肝内胆管の悪性腫瘍(続発性を含む。) その他の手術あり 手術・処置等2なし 11 11.55 10.24 0.00 71.82
060050xx99000x 肝・肝内胆管の悪性腫瘍(続発性を含む。) 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし 定義副傷病なし 4 9.75 8.22 25.00 79.50
040081xx99x0xx 誤嚥性肺炎 手術なし 手術・処置等2なし 1 3.00 20.60 0.00 76.00
060010xx97x01x 食道の悪性腫瘍(頸部を含む。) その他の手術あり 手術・処置等2なし 定義副傷病あり 1 19.00 25.99 0.00 75.00
060050xx9901xx 肝・肝内胆管の悪性腫瘍(続発性を含む。) 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等21あり 1 67.00 20.23 0.00 84.00
当科では画像診断と治療を主に行っています。
画像診断とはCT(コンピュータ断層撮影)や、MRI(磁気共鳴画像)、核医学検査、血管撮影検査等の各種検査で得られた画像(写真)から異常所見がないかチェックし、臨床所見を参考に病気の診断をするものです。
治療については、血管撮影の手技を用いた治療(例えば肝腫瘍に対する動脈塞栓術や閉塞性動脈硬化症に対する血管形成術、ステントグラフトを用いた動脈瘤の治療など)と悪性腫瘍に対する放射線治療があります。
令和5年度の件数は肝細胞癌に対する動脈塞栓術の件数が最多となっています。
脳神経内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
010060x2990400 脳梗塞(脳卒中発症3日目以内、かつ、JCS10未満) 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等24あり 定義副傷病なし発症前Rankin Scale 3、4又は5 28 23.54 19.17 25.00 7354
010060x2990200 脳梗塞(脳卒中発症3日目以内、かつ、JCS10未満) 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等22あり 定義副傷病なし発症前Rankin Scale 3、4又は5 19 33.32 19.02 15.79 82.63
040081xx99x0xx 誤嚥性肺炎 手術なし 手術・処置等2なし 17 29.41 20.60 23.53 85.18
010160xx99x00x パーキンソン病 手術なし 手術・処置等2なし 定義副傷病なし 15 34.20 18.24 6.67 78.00
110310xx99xxxx 腎臓又は尿路の感染症 手術なし 15 23.87 13.52 13.33 84.27
当科は脳、脊髄、末梢神経、筋肉を侵す病気かどうかを検査・診断し治療を行っています。具体的な疾患名としては脳梗塞(脳血栓・脳塞栓・脳出血など)、パーキンソン病、脊髄小脳変性症、多発性硬化症、筋萎縮性側索硬化症、脳炎、髄膜炎、脊髄炎、アルツハイマー病など多岐にわたります。
令和5年度の実績をみると、脳梗塞での入院件数が上位を占め、次いで誤嚥性肺炎やパーキンソン病となっています。急性期の脳梗塞については例年同様に治療を行っており、治療のみならず早期社会復帰へ向けたリハビリテーションや生活指導にも力を入れています。
泌尿器科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
110080xx991xxx 前立腺の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等1あり 46 2.48 2.44 0.00 73.30
11012xxx02xx0x 上部尿路疾患 経尿道的尿路結石除去術 定義副傷病なし 23 5.39 5.22 0.00 69.83
110070xx03x20x 膀胱腫瘍 膀胱悪性腫瘍手術 経尿道的手術 手術・処置等22あり 定義副傷病なし 22 5.36 6.59 0.00 74.36
110070xx03x0xx 膀胱腫瘍 膀胱悪性腫瘍手術 経尿道的手術 手術・処置等2なし 19 9.95 6.85 0.00 77.26
110200xx02xxxx 前立腺肥大症等 経尿道的前立腺手術等 16 9.88 7.75 0.00 74.25
当科は腎、尿管、膀胱といった尿の通り道や、前立腺、精巣などの男性生殖器、副腎といった臓器に対する診療を行っています。また透析治療も行っており、集計結果には反映されていませんが他科に入院される患者さんの透析管理も担っています。件数としては前立腺がんの診断目的の検査入院が最多となっています。
2019年3月から「MRI撮影及び超音波検査融合画像に基づく前立腺生検法」が導入され、診断制度の向上や患者さんの身体的負担の軽減が図られています。
歯科口腔外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
030200xxxxxxxx 腺内唾石 1 21.00 5.83 100.00 70.00
当科は主に当院入院中の患者さんを対象とした周術期口腔機能管理を行っています。
  「周術期」とは、入院・手術・回復からなる手術前後の一連の期間をいい、手術時に口腔内の環境を整えることで、合併症を予防しています。手術や化学療法など、さまざまな治療が必要な患者さんの口腔ケアを行っています。
初発の5大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数ファイルをダウンロード
初発 再発 病期分類
基準(※)
版数
Stage I Stage II Stage III Stage IV 不明
胃癌 18 7 14 16 1 1 1 8
大腸癌 16 18 34 26 0 9 1 7,8
乳癌 20 16 8 4 5 4 1 7,8
肺癌 11 13 39 58 3 14 1 8
肝癌 0 6 9 1 1 6 1 8
※ 1:UICC TNM分類,2:癌取扱い規約
悪性腫瘍(がん)の治療開始時の患者さんの状態を進行度別に主要ながん5項目について分類した表です。令和5年度の集計結果は、前年度と比較すると乳癌・肝癌が増加しています。
胃癌…ステージⅠの割合が多くなっていますが、これは検診等の浸透や検査技術の向上による早期発見が進んでいることが要因と考えられます。早期胃癌の場合は内視鏡治療の実績が多くあり、術後の回復、社会復帰が早くなっています。
大腸癌、肺癌…再発の件数やステージⅢ、Ⅳの件数が多くなっていますが、これは抗がん剤治療のために繰り返し入院される患者さんが計上されているためです。
近年、手術の技術や抗がん剤の進歩により治療成績が上がっていますが、これを裏付ける評価指標のひとつに「3年生存率」「5年生存率」というものがあります。2018年9月、国立がん研究センターがステージ毎の5年生存率の集計結果を初めて公表し話題となりました。
この報告は都市部と地方の「地域差」や、病院の「機能の違い」もあることから、病院の治療成績を表すものや病院間を比較するものではないという点に留意が必要ですが、診断・治療技術の向上を具体的に裏付けています。
今後も早期発見、早期治療が進み、より一層安心した社会生活を送ることが出来るようになることが望まれます。
成人市中肺炎の重症度別患者数等ファイルをダウンロード
患者数 平均
在院日数
平均年齢
軽症 13 12.46 61.77
中等症 52 20.23 77.44
重症 20 22.65 86.75
超重症 1 53.00 92.00
不明 0 0.00 0.00
当院では例年中等度の割合が最も多くなっており、令和5年度の集計結果においても同様の傾向が見られ、症例数も昨年度と同様に推移しています。
数年に渡る新型コロナウイルス感染症の流行により、国民各々の感染対策への意識向上、また積極的なワクチン接種の影響もあってか、令和2年度以前に比べると症例数は減少傾向にあります。
肺炎に限らずどのような疾患であっても、医師、看護師をはじめ院内多職種が連携し、患者さんがより良い医療を受けられるよう引き続き努めてまいります。
脳梗塞の患者数等ファイルをダウンロード
発症日から 患者数 平均在院日数 平均年齢 転院率
3日以内 130 34.17 79.35 19.31
その他 15 37.67 79.20 6.21
発症後3日以内の急性期の患者さんが圧倒的に多くなっています。また、ICD-10※:I63$に該当する脳梗塞の割合がほとんどを占めています。
患者数は昨年度の135件に対し今年度は130件と若干の減少が見られますが、平均年齢は年々高齢化が進んでいます。
※ICD-10とは
ICD-10とは、正式には「疾病及び関連保健問題の国際統計分類第10回修正(International Statistical Classification of Diseases and Related Health Problems 10th Revision)といい、通称「国際疾病分類」と呼ばれています。これはWHO(世界保健機関)が定めたもので、世界的に統一した方法で病因・死因を分類し医学的研究や世界各国の保健福祉行政等様々な分野へ役立てるものとして考案されたものです。現在WHOでは第11回修正版(ICD-11)を正式にリリースしていますが、我が国では人口動態統計や現行の健康保険医療制度において「ICD-10」が採用されています。
診療科別主要手術別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)ファイルをダウンロード
内科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K0051 皮膚、皮下腫瘍摘出術(露出部) 長径2cm未満 1 19.00 34.00 0.00 91.00
K084 四肢切断術(上腕、前腕、手、大腿、下腿、足) 1 7.00 26.00 0.00 79.00
K270 虹彩光凝固術 1 10.00 36.00 0.00 78.00
K2821ロ 水晶体再建術 眼内レンズを挿入する場合 その他のもの 1 0.00 56.00 0.00 76.00
K5973 ペースメーカー移植術 リードレスペースメーカーの場合 1 30.00 18.00 0.00 84.00
糖尿病・内分泌内科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K0491 骨部分切除術 肩甲骨、上腕、大腿 1 28.00 43.00 100.00 84.00
K2821ロ 水晶体再建術 眼内レンズを挿入する場合 その他のもの 1 8.00 17.00 0.00 68.00
K616 四肢の血管拡張術・血栓除去術 1 13.00 45.00 0.00 67.00
呼吸器内科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K386 気管切開術 1 7.00 48.00 0.00 79.00
K5607 大動脈瘤切除術(吻合又は移植を含む。) 腹部大動脈(その他のもの) 1 1.00 90.00 0.00 73.00
K6262 リンパ節摘出術 長径3cm以上 1 7.00 5.00 100.00 74.00
K654 内視鏡的消化管止血術 1 0.00 60.00 0.00 72.00
K775 経皮的腎(腎盂)瘻造設術 1 0.00 96.00 0.00 75.00
腎臓・リウマチ科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K0461 骨折観血的手術 肩甲骨、上腕、大腿 1 39.00 45.00 0.00 67.00
K6121イ 末梢動静脈瘻造設術 内シャント造設術 単純なもの 1 81.00 182.00 100.00 56.00
消化器内科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K7211 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術 長径2cm未満 181 0.01 1.02 0.00 69.72
K6532 内視鏡的胃、十二指腸ポリープ・粘膜切除術 早期悪性腫瘍胃粘膜下層剥離術 9 1.00 5.56 0.00 71.44
K7212 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術 長径2cm以上 7 0.00 1.00 0.00 60.86
K654 内視鏡的消化管止血術 3 0.00 5.00 0.00 71.00
K6535 内視鏡的胃、十二指腸ポリープ・粘膜切除術 その他のポリープ・粘膜切除術 2 1.00 2.50 0.00 82.50
診療報酬点数表に定められている診療行為のうち、手術や処置等の項目に割り当てられたコードのことで、アルファベットのKから始まることから「Kコード」と呼ばれています。当項目においてはこのコード毎に件数が集計されています。(以下の診療科も同様)
当科の手術症例は主に内視鏡によるものであり、大腸ポリープに対する治療が多くを占めていますが、昨年度に比べ件数は減少しました。
循環器内科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K5493 経皮的冠動脈ステント留置術 その他のもの 52 4.96 7.38 3.85 72.65
K616 四肢の血管拡張術・血栓除去術 35 2.91 14.17 8.57 79.40
K5973 ペースメーカー移植術 リードレスペースメーカーの場合 23 3.30 7.13 4.35 83.26
K5481 経皮的冠動脈形成術(特殊カテーテルによるもの) 高速回転式経皮経管アテレクトミーカテーテルによるもの 19 7.00 7.32 0.00 71.42
K597-2 ペースメーカー交換術 19 1.63 6.95 0.00 83.79
心筋梗塞や狭心症に対して心臓カテーテルによる治療としてPCI(経皮的冠動脈インターベンション)を行っています。これは、腕や足の血管からカテーテルを用いて心臓の血管(冠動脈)へたどり着き、血栓を取り除いたり狭くなった部位を広げたりする治療です。
このほかにも心臓以外の血管のカテーテル治療やペースメーカー手術などを行っています。
前年度と比較すると、ペースメーカー治療の件数は横ばいですが、PCIの件数が若干減少しています。四肢の血管拡張術が若干増加しています。
消化器外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K634 腹腔鏡下鼠径ヘルニア手術(両側) 48 1.02 3.06 0.00 67.17
K672-2 腹腔鏡下胆嚢摘出術 45 1.27 7.00 0.00 64.98
K6112 抗悪性腫瘍剤動脈、静脈又は腹腔内持続注入用植込型カテーテル設置 四肢に設置した場合 41 1.23 11.15 2.44 71.80
K6871 内視鏡的乳頭切開術 乳頭括約筋切開のみのもの 38 1.50 16.66 5.26 79.05
K719-3 腹腔鏡下結腸悪性腫瘍切除術 24 4.13 15.75 8.38 72.75
今年度集計結果は、腹腔鏡下鼠径ヘルニア手術が最多となり、次いで腹腔鏡下の胆のう摘出手術が多くなっています。その他消化器各領域の悪性腫瘍切除術を行っています。
胸部外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K4765 乳腺悪性腫瘍手術 乳房切除術(腋窩鎖骨下部郭清を伴うもの)・胸筋切除を併施しないもの 2 2.00 5.00 0.00 61.50
K504-2 胸腔鏡下縦隔悪性腫瘍手術 2 1.50 21.00 0.00 73.00
K5131 胸腔鏡下肺切除術 肺嚢胞手術(楔状部分切除によるもの) 2 5.00 5.00 0.00 19.50
K6112 抗悪性腫瘍剤動脈、静脈又は腹腔内持続注入用植込型カテーテル設置 四肢に設置した場合 2 7.00 4.00 0.00 77.00
K4611 甲状腺部分切除術、甲状腺腫摘出術 片葉のみの場合 1 1.00 4.00 0.00 67.00
乳腺・内分泌外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K4765 乳腺悪性腫瘍手術 乳房切除術(腋窩鎖骨下部郭清を伴うもの)・胸筋切除を併施しないもの 32 1.00 6.81 0.00 66.28
K4762 乳腺悪性腫瘍手術 乳房部分切除術(腋窩部郭清を伴わないもの) 6 1.00 5.50 0.00 63.00
K474-31 乳腺腫瘍画像ガイド下吸引術(一連につき) マンモグラフィー又は超音波装置によるもの 3 4.00 12.67 0.00 57.33
K4741 乳腺腫瘍摘出術 長径5cm未満 2 0.50 1.50 0.00 55.50
K4742 乳腺腫瘍摘出術 長径5cm以上 2 1.00 2.00 0.00 33.00
主に乳癌の手術を行っています。乳癌治療については近年早期診断が可能となっていることもあり乳房温存の割合が多くなっています。乳癌の手術はリンパ節の郭清の有無により集計区分が分散されてしまうため10件未満の症例が表記されておりませんが、手術件数は昨年度とほぼ同水準でした。
整形外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K0461 骨折観血的手術 肩甲骨、上腕、大腿 115 5.38 41.67 17.39 80.57
K0821 人工関節置換術 肩、股、膝 88 3.41 34.91 3.41 75.22
K0811 人工骨頭挿入術 肩、股 57 7.21 52.68 33.33 83.16
K0462 骨折観血的手術 前腕、下腿、手舟状骨 55 2.27 18.44 0.00 62.07
K0483 骨内異物(挿入物を含む。)除去術 前腕、下腿 53 0.66 2.02 0.00 56.91
骨折に対する手術が主となっています。次いで、股関節や膝関節への人工関節置換術や骨頭挿入術が多くなっています。
当科の特徴として、他科に比べ症例数に対する転院率が高いことが挙げられます。前年度比較においても率が上昇していますが、これは術後より充実したリハビリテーションを行う目的から、リハビリテーションを専門に行う医療機関へ転院されているためです。他院との連携を緊密に行い、早期社会復帰を目指し多職種が連携して取り組んでいます。
脳神経外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K164-2 慢性硬膜下血腫穿孔洗浄術 26 1.31 18.15 7.69 80.50
K171-21 内視鏡下経鼻的腫瘍摘出術 下垂体腫瘍 19 3.00 12.00 0.00 65.74
K1742 水頭症手術 シャント手術 8 4.50 23.38 50.00 72.00
K181-2 脳刺激装置交換術 7 0.14 1.00 0.00 67.43
K164-5 内視鏡下脳内血腫除去術 5 2.60 59.80 80.00 70.80
外傷などの原因により硬膜(頭蓋骨の内側と脳の間)にできた血腫を取り除く手術をはじめ、下垂体腫瘍の手術を主に行っています。
当科の特徴として高い転院率が挙げられますが、これらは継続したリハビリテーションが必要なため、専門の医療機関へ転院されている症例が含まれているためです。
心臓血管外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K617-4 下肢静脈瘤血管内焼灼術 23 1.09 0.09 0.00 70.22
K5612ロ ステントグラフト内挿術 1以外の場合 腹部大動脈 13 3.77 8.54 0.00 81.54
K5551 弁置換術 1弁のもの 10 7.40 24.70 0.00 78.30
K5607 大動脈瘤切除術(吻合又は移植を含む。) 腹部大動脈(その他のもの) 8 6.38 16.88 0.00 69.50
K552-22 冠動脈、大動脈バイパス移植術(人工心肺を使用しないもの) 2吻合以上のもの 6 4.67 15.83 0.00 70.67
昭和42年(1967年)に当科が開設され、以来半世紀以上にわたり心臓疾患の手術を行っています。主な対象疾患としては心臓弁膜症、虚血性心疾患、不整脈疾患、大動脈疾患、末梢動脈疾患などです。
令和5年度の集計結果は、下肢静脈瘤血管内焼灼術が最も多く、次いでステントグラフト内挿術(腹部大動脈)、弁置換術となっています。
手術に際しては、安全に行えるよう多くのスタッフが関わり協同して取り組んでいます。また、早期社会復帰を目的として術後の早期離床の取り組みやリハビリテーション、生活指導等にも力を入れています。
産婦人科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K877 子宮全摘術 18 2.67 7.89 0.00 53.78
K8982 帝王切開術 選択帝王切開 12 6.58 8.00 0.00 32.92
K867 子宮頸部(腟部)切除術 8 1.00 1.00 0.00 40.63
K8881 子宮附属器腫瘍摘出術(両側) 開腹によるもの 8 2.25 8.38 0.00 61.63
K861 子宮内膜掻爬術 7 0.29 1.00 0.00 52.71
集計の結果を見ると子宮の腫瘍に対する手術が最も多く、次いで帝王切開術となっています。このほか、子宮附属器に対する手術も行われていますが、集計の定義上この結果には反映されていません。
眼科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K2821ロ 水晶体再建術 眼内レンズを挿入する場合 その他のもの 85 0.02 1.18 0.00 76.08
K2422 斜視手術 後転法 15 0.93 1.00 0.00 14.73
K214 霰粒腫摘出術 5 1.00 1.00 0.00 3.00
K2172 眼瞼内反症手術 皮膚切開法 3 1.00 1.00 0.00 9.00
K2421 斜視手術 前転法 3 0.67 1.00 0.00 33.33
白内障の手術が多くを占めています。例年同様に、今年度も552件(1眼を1件として)の実績がありますが、集計項目の定義上本来の件数は表記されていません。
そのほか、斜視の手術も行っており、例年同様の件数となっています。
放射線科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K6152 血管塞栓術(頭部、胸腔、腹腔内血管等) 選択的動脈化学塞栓術 10 0.90 7.10 0.00 72.70
主に肝細胞癌に対して、血管塞栓術が10件となっています。悪性腫瘍に対する放射線治療のほか、こうした塞栓術も行っています。
脳神経内科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K664 胃瘻造設術(経皮的内視鏡下胃瘻造設術、腹腔鏡下胃瘻造設術を含む。) 6 32.33 40.00 33.33 56.00
K654 内視鏡的消化管止血術 2 1.00 37.00 0.00 87.00
K6871 内視鏡的乳頭切開術 乳頭括約筋切開のみのもの 2 10.50 50.00 50.00 82.00
K6872 内視鏡的乳頭切開術 胆道砕石術を伴うもの 2 5.00 61.50 50.00 85.00
K0461 骨折観血的手術 肩甲骨、上腕、大腿 1 4.00 48.00 0.00 82.00
泌尿器科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K8036イ 膀胱悪性腫瘍手術 経尿道的手術 電解質溶液利用のもの 44 1.57 4.64 0.00 75.91
K7811 経尿道的尿路結石除去術 レーザーによるもの 26 1.04 3.92 0.00 71.19
K6121イ 末梢動静脈瘻造設術 内シャント造設術 単純なもの 21 2.95 10.57 0.00 70.67
K783-2 経尿道的尿管ステント留置術 20 0.50 12.05 5.00 68.85
K841-22 経尿道的レーザー前立腺切除術・蒸散術 ツリウムレーザーを用いるもの 11 1.27 6.36 0.00 71.36
膀胱の腫瘍切除手術のほか、透析治療に関連した手術を行っています。件数でみると膀胱癌の手術件数が最も多く、前年度に比べ若干増加しています。次いで、経尿道的に行う尿路結石除去術(レーザーによるもの)、内シャント造設術となっています。
透析治療については、7.その他(DIC、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率)をご参照ください。
歯科口腔外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K4362 顎骨腫瘍摘出術 長径3cm以上 8 1.00 2.50 0.00 50.38
K4361 顎骨腫瘍摘出術 長径3cm未満 6 1.00 1.33 0.00 52.00
K4042 抜歯手術(1歯につき) 前歯 1 0.00 1.00 0.00 78.00
K4043 抜歯手術(1歯につき) 臼歯 1 0.00 1.00 0.00 79.00
K419 頬、口唇、舌小帯形成手術 1 1.00 1.00 0.00 4.00
その他(DIC、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率)ファイルをダウンロード
DPC 傷病名 入院契機 症例数 発生率
130100 播種性血管内凝固症候群 同一 0 0.00
異なる 9 0.15
180010 敗血症 同一 42 0.71
異なる 55 0.93
180035 その他の真菌感染症 同一 0 0.00
異なる 1 0.02
180040 手術・処置等の合併症 同一 16 0.27
異なる 2 0.03
DIC、敗血症は他の原疾患を起因として発症することもあり、重篤化に至ることもある症例です。区分:180040についてはDPC制度上「手術・処置等の合併症」という表現になっていますが、具体的疾患名としては「透析シャント閉塞(狭窄)」が分類されています。
血液透析を受けるには、短時間で大量の血液を体内から取り出す必要があるため、「シャント」を作成します。「透析シャント」とは血液透析(人工透析)を受けるにあたって必要な「血液の取り出し口」のことです。このシャントに血栓ができたり、長年の使用により狭くなってしまった場合に、詰まりを取り除いたり新たなシャントを作成する手術を行い血流を確保します。
当院では透析患者さんを多く受け入れており、地域の先生方からもこのような症状の患者さんをご紹介いただいています。
今年度の傾向として、前年度はそれ以前に比べ敗血症の件数は若干増加しています。合併症等のリスクについては主治医から丁寧に説明を行い、ご納得いただいたうえで安心して治療に臨んでいただけるよう努めています。
リスクレベルが「中」以上の手術を施行した患者の肺血栓塞栓症の予防対策の実施率ファイルをダウンロード
肺血栓塞栓症発症のリスクレベルが
「中」以上の手術を施行した
退院患者数(分母)
分母のうち、肺血栓塞栓症の
予防対策が実施された患者数(分子)
リスクレベルが「中」以上の手術を
施行した患者の肺血栓塞栓症の
予防対策の実施率
755 738 97.75
血液培養2セット実施率ファイルをダウンロード
血液培養オーダー日数(分母) 血液培養オーダーが1日に
2件以上ある日数(分子)
血液培養2セット実施率
1559 1408 90.31
広域スペクトル抗菌薬使用時の細菌培養実施率ファイルをダウンロード
広域スペクトルの抗菌薬が
処方された退院患者数(分母)
分母のうち、入院日以降抗菌薬処方日
までの間に細菌培養同定検査が
実施された患者数(分子)
広域スペクトル抗菌薬使用時の
細菌培養実施率
221 199 90.05
更新履歴
2024年9月30日