職場紹介(手術室)
手術室数は8部屋あり、職員は看護師22名・看護補助者4名の26名です。常勤の麻酔医が2名おり、日々安全に手術を行っています。
時間外・休日の緊急手術も麻酔科医師1名、看護師3名のオンコール体制で365日24時間対応しており、年間約2800件の手術を行っています。
平成25年12月よりハイブリッド手術室を手術室内に導入しました。ハイブリッド手術室とは、手術室に放射線透視装置を造設したものです。通常、放射線透視装置は手術室ではなく検査室に設置されます。手術室と透視装置を統合したという意味でハイブリッドと呼ばれています。全身麻酔対応が可能であり、多職種が共同している場です。
ハイブリッド手術室
手術では感染を起こさないことが大事です。人工関節の手術(THA・TKAなど)は、バイオクリーンルームと言われる非常に細菌の数が少ない部屋で行い、また術者も宇宙服のようなヘルメットをかぶって手術を行います。このような工夫により、感染を生じる割合は非常に低く抑えられています。
体位作成による、手術中・手術後合併症発症のリスクを回避するため、体位作成ポイントや注意点をスタッフが主体的に学習しています。
日々業務改善を行い、患者さんに接する時間を大切にしています。手術を受けるということは、ほとんどの患者さんにとって未知で不安なものです。そのような漠然とした不安を理解し、良好な信頼関係を築き、患者さんが安心して手術が受けられるよう手術室スタッフが術前訪問を実施しています。また、術後訪問を実施し、看護実践を評価し、周術期の継続看護に活かせるよう取り組んでいます。 職場学習会の実施はもとより、院外での研修にも積極的に参加し、手術看護の専門性の向上に努め、安全と安楽を提供できるよう努めています。