カテーテル治療実績
従来、心臓カテーテルを多く行う病院の評価の目安として、「冠動脈造影検査が年間1000件以上」という指標が用いられておりました。しかしながら、心臓CTの導入によって不要な冠動脈造影検査は減らすことができます。患者様の負担となるカテーテル検査はなるべく少ない方がベターです。
なるべく、治療の必要な方にのみ入院していただいて、カテーテル治療を受けていただくのが、望ましい治療と考えます。当科としましては、米国心臓協会や同 心臓病学会のガイドラインに準じ、また日本のロータブレーター認定施設基準にもなっております「年間200例の冠動脈インターベンション」を目安として、 実績を維持して行きたいと考えております。
項 目
|
2014年 |
2015年
|
2016年
|
2017年
|
---|---|---|---|---|
冠動脈CT検査 | 371例 |
491例
|
456例
|
396例
|
冠動脈インターベンション(PCI) ※総症例 |
174例 |
233例
|
226例
|
204例
|
うち急性冠症候群 (心筋梗塞と不安定狭心症) |
70% |
54%
|
55%
|
54%
|
手首からの治療 | 89% |
73%
|
73%
|
72%
|
PCI に関連した合併症 | ||||
PCI当日死亡(AMI死亡を含まない) | なし |
なし
|
なし
|
なし
|
冠動脈破裂・緊急バイパス術など | なし |
なし
|
なし
|
なし
|
心タンポナーデ | なし |
なし
|
なし
|
なし
|
Q波心筋梗塞 | なし |
なし
|
なし
|
なし
|
ステント血栓症(ARC definite) | なし |
なし
|
1例
|
なし
|
脳梗塞・脳出血 | なし |
なし
|
なし
|
なし
|
腎機能増悪(血液透析を要するもの) | なし |
なし
|
なし
|
1例
|
穿刺部出血(輸血を要するもの) | なし |
なし
|
1例
|
なし
|
ペースメーカ・両室ぺーシング・ 植込型除細動器 |
68例 | 62例 | 88例 | 88例 |
心筋アブレーション | 11例 |
12例
|
20例
|
12例
|
末梢血管形成術 (透析シャントを除く) |
38例 |
32例
|
36例
|
33例
|
頸動脈ステント留置術 | 14例 |
7例
|
6例
|
3例
|
大動脈弁拡張術 | 2例 | 4例 | 3例 | 4例 |