ご案内

中通総合病院消化器センター消化器外科は、3名の外科指導医兼消化器外科指導医を含めた7名のスタッフと研修医のローテーションで診療にあたっております。平成25年12月には新病院も完成し新しい手術室で手術を行っております。消化器外科診療の重点診療項目としては救急医療、鏡視下手術(小さな穴をあけて行う手術)、がん診療(がん化学療法)を揚げています。救急医療は当院の特色でもあります。『いつでも、だれでも』というモットーと消化器内科、放射線科との連携を生かし、救急患者さんへの迅速な対応を行っております。特に急性胆嚢炎などは、診療ガイドラインに準拠して発症72時間以内に手術を行うことを基本として、他院とは異なった特色を出しています。鏡視下(腹腔鏡下)手術は、1992年より導入しております。現在では秋田市内の一般病院では唯一、日本内視鏡外科学会が認定する2名の内視鏡外科技術認定医の指導のもと胆道疾患のみならず、胃癌、腸閉塞、大腸癌、炎症性腸疾患、肝嚢胞、腹部救急疾患へも応用し内視鏡下手術を行っております。

近年では、単孔式手術(お臍に2~3cmの穴をあけて行う手術)にもこだわり、傷をさらに少なく小さく安全に手術を行っています。鼠径ヘルニアに対しても腹腔鏡手術を導入し、患者様のニーズにお応えしております。その成果は米国内視鏡外科学会、欧州内視鏡外科学会、国際肝胆膵学会などにも発表しております。

早期胃癌に対しては、腹腔鏡下幽門側胃切除術、腹腔鏡下噴門側胃切除術、腹腔鏡下胃全摘術や、大腸癌(結腸癌、直腸癌)に対しても腹腔鏡下手術を行っています。がん診療は、手術療法のみならず、集学的治療によるがん治療戦略を進めており、消化器内科、放射線科、病理部との連携のもと放射線治療、がん化学療法、緩和医療を行っています。がん化学療法では、国が認定するがん治療認定医が3名おり、がんに対する標準治療を提供しています。標準的な治療法がない状態のがんに対しては、全国規模の臨床試験に参加しながら最先端の治療を提供しております。日本臨床腫瘍学会、日本癌治療学会はもとより、アメリカ臨床腫瘍学会(ASCO)、ヨーロッパ臨床腫瘍学会(ESMO)などでもその成果を発表しています。

外来化学療法も積極的に導入し患者さんのニーズにお応えしております。今後は、地域の病院、診療所との連携や住民教育をさらに強化して、より総合的に診療を展開していく予定です。

また、2015年8月には、Reduced Port Surgery Meeting(単孔内視鏡手術研究会、Needlescopi Surgery Meeting:大会会長 進藤 吉明(当院:内視鏡外科技術認定医))と称し秋田市で、全国各地から最新の技術をもった外科医を集め学術集会を行いました。さらなる低侵襲手術を目指しレベル向上を目指しております。

2016年手術症例数

医師の紹介

田中 雄一
副院長、統括科長、診療部長 1983年卒
日本外科学会専門医・指導医
日本消化器外科学会専門医・指導医
日本消化器外科学会消化器がん外科治療認定医
進藤 吉明
科長、化学療法部長 1993年卒
日本外科学会専門医・指導医
日本消化器外科学会専門医・指導医
日本消化器病学会専門医・指導医
日本がん治療認定医機構認定医
日本消化器外科学会消化器がん外科治療認定医
日本内視鏡外科学会技術認定医
日本消化管学会暫定専門医・暫定指導医
日本腹部救急医学会腹部救急教育医・腹部救急認定医
日本医師会認定産業医
日本褥瘡学会評議員
日本臨床外科学会評議員
日本腹部救急医学会評議員
日本内視鏡外科学会評議員
日本臨床腫瘍学会協議員
アメリカ臨床腫瘍学会(ASCO)アクティブメンバー
ヨーロッパ臨床腫瘍学会(ESMO)アクティブメンバー
​ヨーロッパ内視鏡外科学会(EAES)アクティブメンバー
単孔式手術研究会世話人
Needle scopic surgery forum 世話人
日本褥瘡学会東北支部世話人
東北ヘルニア研究会世話人
東北臨床腫瘍研究会(T-CORE)世話人
髙橋 研太郎
科長、相談支援センター長 2002年卒
日本外科学会専門医
日本消化器外科学会専門医
日本消化器外科学会消化器がん外科治療認定医
日本がん治療認定医機構認定医
石塚 純平
科長 2010年卒
日本外科学会専門医
日本消化器外科学会専門医
日本消化器外科学会消化器がん外科治療認定医
齋藤 由理
嘱託医師 1991年卒
日本外科学会専門医・指導医
日本消化器外科学会専門医・指導医
櫻庭 一馬
非常勤
佐々木 勇人
非常勤

外来週間予定表

受付時間
8時~11時30分
診療時間
8時45分~
 
午前 進藤 齋藤
髙橋
田中雄 田中雄
石塚
佐々木

髙橋
櫻庭
(第2・4)