透視撮影
透視検査とはバリウムなどの造影剤を使用し、見えづらい体内の臓器の形態、機能などをリアルタイムの映像として診断する検査です。
検査の種類・方法
検査の目的は多岐にわたり、バリウムを用いた胃・食道・大腸といった消化管の検査を中心に、ヨード系造影剤を利用した胆嚢・胆管の検査や泌尿器系、婦人科系などの検査を行うことができます。
検査機器
X線発生器 東芝社製2台
透視撮影室
上部消化管検査(食道・胃・十二指腸)
バリウム(造影剤)を飲んで頂き、食道や胃の形状、粘膜の状態をみる検査です。
下部消化管検査(大腸)
肛門からバリウムと空気を注入し、大腸の形や粘膜の状態をみる検査です。
Q&A
- Q1:
- 上部消化管造影でバリウムはどのくらい飲むのですか?
- A1:
- バリウムの量は約100~150ccと以前に比べ少量となっていますが、胃の大きさや形によって異なります。
- Q2:
- 下部消化管検査で検査食をたべるのはなぜですか?
- A2:
- 大腸内に便が残っていると、検査ができない場合や、正しい検査結果が得られないことがあるので、なるべく便が残らないような食事をしていただく必要があります。これによって検査の精度が左右されます。
- Q3:
- 使用した造影剤はどうなりますか?
- A3:
- バリウムを使用した場合は便排泄です。ヨード造影剤を使用した場合は尿排泄です。水分制限のない患者さんは、検査後水分摂取を心掛けてください。