CT

X線CTは人体を透過したX線を検出し、コンピュータを用いて輪切りの断面の画像を再構成する検査です。再構成した輪切りの画像を積み重ねることで様々な断面の画像(MPR画像)を作成したり、3D画像を作成することが出来ます。

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検査機器

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東芝社製
80列MDCT(multi-detector CT)
64列MDCT

逐次近似法という最新の方法を用いることで従来よりも最大で75%の放射線被ばくを低減することが可能となっています。
CT検査では、より正確な診断を行うためにヨード造影剤という検査用薬剤を注射する場合があります。


造影剤を使用することで様々な血管の画像を作成することができます

当院では心臓を栄養している冠動脈のCT検査も行っています。従来の心臓カテーテル検査に比べ、短時間で侵襲性も少ない検査が可能となっており、狭心症や心筋梗塞のリスクを早期に発見することが出来ます。

Q&A

Q1:
CT検査の被ばくはどれぐらいですか?
A1:
検査する部位や撮影の方法によっても変わりますが、1回の検査あたり5~30mSv(ミリシーベルト)程度です。通常のX線撮影(胸部X線撮影で0.06mSv)に比べるとCT検査のほうが撮影方法が異なるため被ばく線量は多くなりますが、X線撮影ではわからない様々な情報を得ることが出来ます。
Q2:
CT検査の被ばく量でがんになりますか?
A2:
CT検査で受ける被ばくとがんのリスクの関係は科学的に明らかになってはいません。
しかし、仮にCT検査の被ばく量でがんのリスクが増加するとしてもその影響は他の原因(喫煙・食事・ウィルスなど)によるリスクに比べ小さいと考えられます。また、検査を受けることで病気を発見したり、治療の効果を確認することの方が患者さんにとって大きなメリットとなります。