MRI

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PHILIPS社製1.5T MRI装置

MRIの正式名称はMagnetic Resonance Imaging:磁気共鳴画像です。非常に強い磁石とラジオ波という種類の電波を利用し、画像化する検査です。当院では磁石の強さが1.5T(テスラ)のMRIが稼働しており、専門性の高い技術を活かし診療に有用な画像を提供しています。
放射線検査とは異なる様々な注意がありますので、注意事項を十分にご確認お願いします。

検査機器

PHILIPS社製1.5T MRI装置

MRI検査の注意事項

1.予約検査です
予約制で検査を行っており、検査前に準備や説明があるため予約時間の30分前にお越し頂いております。遅刻した場合、検査の順番が前後し、お待ちいただいてしまう事があります。また救急患者さんなどの緊急検査により予約時間通りに検査を行えない場合があります。ご了承下さい。

2.検査時間は約20分です
検査内容によっては時間が延長することがあります。検査中は円筒状の装置内に入り、ガンガン、ゴーゴーなど大きな音がします。ヘッドホンをして頂き、音楽を流しますが、それでも大きな音は完全に消すことはできませんのでご了承ください。また、検査中は体を動かさないようご協力お願いします。長時間同じ体勢が困難であったり、気分が悪い場合は、あらかじめブザーをお渡しいたしますのでお知らせ下さい。

3.金属類などは持ち込みできません
磁石に影響されるものは検査の障害となりますので、原則持ち込み禁止となっています。また貼り薬などで熱傷や熱感を感じることがあります。例えば、
金属類:時計、メガネ、ライター、鍵、アクセサリー(ピアス、ネックレス、指輪)、ヘアピン、カラーコンタクトレンズなど
磁気カード:キャッシュカード、テレホンカード、定期券、駐車券、診察券など
その他:携帯電話、補聴器、入れ歯、カイロ、湿布など
お化粧品の中にも鉄を含むものがあります。検査当日はご使用をお控え下さい。

4.検査を受けられない場合があります
以下の方はMRI検査を受けられない場合がありますので、事前に担当者にお知らせ下さい。

  • 心臓ペースメーカー(MRI非対応のもの)、ICD、CRTDを埋め込みされている方
  • 脳動脈瘤クリップ(磁性体)、人工心臓弁、人工内耳、磁気義眼が体内にある方
  • ケガ等により体内に金属異物が入っている方
  • 刺青がある方
  • 妊婦または妊娠している可能性のある方
  • 閉所恐怖症のある方
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下肢MRV

5.MRIの造影剤
より詳しく行う場合には造影剤を使用することがあります。その場合には、検査前に通常腕の静脈に点滴をし、検査の途中で造影剤を使用します。また検査内容によっては検査前に飲んでいただく経口造影剤もあります。 以下の方は造影剤を使用できないことがありますので、事前に担当者にお申し出下さい。

  • 喘息がある(かかったことがある)方
  • アレルギー体質の方
  • 今までに造影剤を使用して気分が悪くなったり、じんましんが出たりしたことがある方
  • 授乳中の方
  • 腎機能の悪い方、血液透析を行っている方

Q&A

Q1:
MRIとCTってどう違うのですか?
A1:
CTではX線を使って画像を得ます。一方MRIは磁石とラジオ波を使って画像を得ます。
Q2:
MRIとMRAはどう違うのですか?
A2:
MRA(MR Angiography)はMRI装置を使った血管撮影です。ですからMRIの検査の1つです。当院でのMRAは造影剤を使用せずに撮像することが多いのですが、部位や症例によっては使用することがあります。

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頭部MRI

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頭部MRA

Q3:
骨折した時の金属が入っているが大丈夫ですか?
A3:
整形外科で使用した金属は基本的に大丈夫です。しかし、金属の材質や入っている部位によっては画像がゆがんでしまい診断できない場合があります。事前に担当者にお申し出下さい。